砂時計

静かに時は過ぎていく
色褪せていく過去
空は街は心は
目まぐるしく変わる
 
ひとカケラの思い出
時の砂時計の中に
時は過ぎていく
今も砂時計が動いてる
記憶のカケラが底に埋まっていく
 
苦い思いとか
楽しかった思いとか
忘れられなくて
自分苦しめて
がむしゃらになったり
涙流したり
 
いつまでも付きまとう
答えのない問題
必死に探そうとしてるのに
見つからない
 
夕陽が心を鋭く照らす
まだ癒えぬ心に
風が触れて温かくしてくれる
 
静かに時は過ぎていく
色褪せていく過去
空は街は心は
目まぐるしく変わる
 
変わらないのは
このキモチだけ
どんなに時代が過ぎても
このキモチだけ
決して変わらない
 
いつか実を結ぶだろう
このキモチ
答えはこの風の先にある

小さな心の窓

誰からも置いてかれて
立ち上がるための手が
必要なとき
ふと目の前にいたのは
君だけだった
 
過ぎ去る風のように
離れていく中で
君だけが一緒にいてくれた
 
誰かの肩を必要としているとき
そっと側にいてくれたのは
他ならぬ君だった
 
そこに言葉はいらなかった
黙って僕を見据えて
ただ風に吹かれて笑ってるだけ
 
やがて君が離れていく
残してくれたのは
色褪せた記憶だけ
 
心の暗闇に閉じこもって
青空の見える出口探してた
君はそこできっと風に吹かれてるだろうと
僕を黙って待ってるだろうと

捨てられて

雨に打たれて
さっきから考えてた
捨てられた自分

何もかも捨てられて
こうして雨に打たれてる
ついさっきまで
青空の下で笑っていたのに
気づけば
心はズタズタに

お互い伝え切れなかった
一握りの言葉
ゆっくり離れていく
２人の間に広がる深い

あの日々は色褪せる
後ろを振り向けば
暗闇に消えていく記憶

些細なすれ違い
やがて大きなヒビになって
音もなく割れる

果たせない約束
心の中で息を止める
またいつか
息を吹き返す時が来るのを
信じてる

雨に打たれて
過去のこと未来のこと
考えてた
ずっと待ってるから
捨てられていても
いつか拾ってくれると
信じてるから