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■今の話題は「親友・友達」です。
◎公の目線に左右されない、負けない。
このブログはあらゆることから独立して、自分の考えてること、書きたいこと、共感できること・・・みんなに伝える。これが、ポリシー。
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松橋翔太
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/08/31
職業:
高校生
趣味:
パソコン、ネットサーフィン、メール、友達と遊ぶこと、雑談、カラオケ
自己紹介:
親友って、誰だろうか。
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(C)松橋翔太
The possibility is infinity. ─可能性は無限大.
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中学2年・3年──。
俺は、大切な、一番大切な友達─いや、親友がいた。
名前は、充。
俺にとって切り離せない存在だった、充。

充と仲良くなるキッカケは、些細なことで喧嘩したことからだった。
ホントに、どうでもいい喧嘩だったと思う。
何で喧嘩になったのか、今はもう忘れちゃったけど。

掃除の時間に、お互い同じ班で充とは同じ窓拭きだった。

「・・ねぇ、松橋、今日はどっちやる・・・?」

「どっちでもいい」

充の問いかけに、俺は冷たく反応してた。毎日のように。
授業中、充たちの班がうるさかったら、

「うっせーなー!誰だよホントうざいんだよなー!!」

って、充に聞こえよがしに言ったりして、俺は嫌っていたんだ。
理科の授業の時、隣同士だったんだけど、わざと離れて、授業中は一切話なんてしなかった。
周りからみれば、明らかに不自然で、俺が嫌ってる、って一目瞭然だった。

でもね・・・
ある日、ふと思ったんだ。

「・・充、かわいそう」

充を嫌っていた日々を思い返す。一人、部屋で涙流しそうになった。
痛い。痛いんだ。
充、俺悪いことしちったな・・。充が感じてた周囲の目線、俺が放つトゲのある言葉・・・
痛いほど、今分かったんだ。

そう思った時、俺は変わったんだ。
いや、俺と充の人生の道は、交わる方向に向かってたんだ。

次の日、充に謝ろう、謝ろうって必死でタイミング計ってた。
・・過ぎていく時間。
充に謝ることができたのは、理科の授業時間中だった。

「充、ごめん。いろいろと悪いことしちゃって」
「気にすんな」

ほんのちょっとの会話。
たった一言、二言の充の言葉が、俺にとってすごく大きく感じられた。
流してはいけない、苦い涙。必死にこらえてた俺。

そう──充と毎日暴れだした(笑)のが、この日からかもしれない。
何をするにも一緒で、考えることも、感じることも、ほとんど似てた俺達。
時折、意見が噛み合わなくてギクシャクしたけど、お互い相手が何を考えてるのかよく分かったし、
意見ぶつけ合った分、新しい可能性が見出せたりできたし。

夜遅くまで、自転車乗ってアチコチ回ってたり、家で遊んでたり、カラオケ行ってたり・・・
家が近くだったから、その分夜遅くまで一緒にいれたんだ、俺達。

夏休みに、充が俺を連れて行ってくれた、今も俺にとって大切な場所・・・それは崖。
そこの崖は夕陽が見える、見晴らしのいい崖で、季節と天気によっては富士山が見える。
その崖は、柵があって人が中に入れないようになってる。
まぁ、それほどの崖じゃないんだけどね。
俺達はその柵を乗り越えて、沈み行く夕陽を前に、夜まで遊んだり、語り合った。

このブログに時折出てくる、”崖”っていうのは、この崖のこと。
今も、夕暮れの空が綺麗な時とか、何か悩んでるとき、俺はあの崖へ行くんだ。
そこで風に吹かれて、夕陽をずっと見てる。

まるで映画のような、シーンがいくつもあったけど、でもそれは全て真実。
充が俺の親友だということも、真実。

受験と、卒業が肌で感じられる季節になって、友達のこと、充のこと・・・たくさんの考えが浮かんでは消えた。
このまま、もう別の道歩いちゃうのか・・とか、一緒の高校に行こうかな・・・とか。

この時、初めて友達の大切さとか、ありがたみを感じたのかもしれない。

充のことが心配だった。自分の受験なんてどうでもよかった。
受験に受かってほしい、という気持ちを込めて、菓子(買ったもの)を家まで行って、あげたことがある。
出来る限り、将来のこととか、受験に関する話はしないようにした。

充の前で、初めて・・・涙を見せた。
受験の発表が終わった帰り。いつものように一緒に帰って・・。

「翔太は、翔太だからさ」
「俺は気にしてないよ」

ダメだった・・・涙が、止まらないんだ。
あぁ・・こうして記事書いてる最中も、目から涙が出そうになる・・・それくらい、辛かったんだ。

一度泣いちゃって、うつむいた俺は、泣いてる顔なんて充に見せられるワケがない!!
涙が乾くまで、ずっと下向いてた。

友達のために、こんなに考えたり、泣いたのは初めて。
たった一人のことだけに、俺は悩んだり、折れたり・・・。
充に、俺は見返りなんていらなかったんだ。

ただ、俺に向けられるその笑顔が嬉しかったから。

肩組んだり、くだらないことでじゃれ合ったり・・・
こんなに自分に近い人が、いたなんて。

ホントに、充とはいつも一緒だった。
別れが、たまらなく辛かった。

俺は、もう一度謝ったんだ。
─俺は、あの時しっかり面と向かって謝ってない。無責任すぎる。だから・・・

「俺達、親友だよな」

言わなくても、すでに分かっていたこと。
充は俺の期待を裏切らない答えを出した。

俺は、その時に自分がつけてたネックレスを、充にあげた。
・・大切にしてほしい。今は、どうなってるんだろう。
そんなこと、たまに考える。

あの日々の、楽しかった瞬間が残る写真達。
今も、見るよ・・・嬉しくて、嬉しくて。
ずっと見てると、自然に俺、笑ってるんだ。

充──元気にしてるかな。
お前にとって大切な友達は、できたか?
もし、いるなら大切にしろ。
いないなら、きっといるから。

俺は・・・今迷ってる。
充はよく、「時間が解決してくれるよ」って言ってくれたね。
その言葉、ちょっと信じてる。

充、聞いて。
俺、今頑張ってるんだ。友達のこと、翔太のこと。
悩んだり、一人勝手に苦しんだりしてるけど、それでも俺は前見てる。
きっと、充に近い存在が、翔太なんだと思う。
翔太って、いい奴なんだぜ。
心が広くて、尊敬できるんだ。
・・・俺の目標なんだ。

充が、俺にくれた、目に見えない数々の優しさ。
今度は、俺がその優しさを翔太にあげる番だよね。

俺、頑張るから。

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