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■今の話題は「親友・友達」です。
◎公の目線に左右されない、負けない。
このブログはあらゆることから独立して、自分の考えてること、書きたいこと、共感できること・・・みんなに伝える。これが、ポリシー。
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HN:
松橋翔太
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/08/31
職業:
高校生
趣味:
パソコン、ネットサーフィン、メール、友達と遊ぶこと、雑談、カラオケ
自己紹介:
親友って、誰だろうか。
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(C)松橋翔太
The possibility is infinity. ─可能性は無限大.
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やっとテストが終わったわ、今度は文化祭メインだなー。
今日は、千瑛とか来てくれたけど、俺は部活で来るの遅かったから、最初からいた龍馬、朋也、千瑛は帰って、俺と壮太にバトンタッチ。おつかれさんでーす↑↑

途中で若松が来て、そこからしばらく作業してた。あー・・・準備悪いな俺(苦笑)。ボンド、ハサミ、ノリとか足りないわ。壮太がハサミ持ってたからなんとかなったけど、ボンドの代わりに教室の掲示物を留めてる、画鋲をお借りしました(笑)

しばらくして、おぉッ!翔太きた。待ってたよ、3時過ぎに来るって言ってたけど俺、頻繁に時計気にしてたし(笑)。
やっときてくれましたー。

楽しかったよ、ウン、マジで。
釘が板を貫通しちゃったり、釘を打ち込んでいると他の釘が抜けちゃったり(笑)
翔太って、手先が器用だよ。助かったし。
翔太に画鋲を一緒に買いに行こうと誘ったんだけど、作業していくうちに必要なさそうな感じがしたし、翔太も何も言ってこないから、んまっいいかww

みんな部活してる中、自分の時間削ってまで作業してくれて、ホント助かるよ。

今日のコアチームは

[前半]
・朋也
・龍馬
・千瑛

[後半]
・翔太
・若松
・壮太

だった、ありがとう。そしてお疲れ!!おかげさまで、イライラ棒1台なんとか仕上がったよ。次は2台目だ・・・頑張らなきゃな。
1台目完成したし、翔太と千瑛が今日来てくれたから、コードネームが変わるんだったな。
昨日までは

「RSSMT」
(Ryouma;Shota;Satoru;Maichan;Tomoya)←コアメンバーの頭文字

だったけど、今度は

「RSSMTCS」
(RSSエムティックスって呼んでみよw)

になったな。

時間が戻るけど、昼頃に、涼介と一緒に柔道着(体育で使うんだ)買いに行った帰り、コンビニ寄って、買いもしないベビースターラーメン買ったんだよ。俺は食わないんだよ、今日さ翔太が来るって言うから、翔太にあげようと思って買ったんだ。
どうでもいい友達になんて、買わないし、カネもったいねー!!!って思って絶対買わねーけど、翔太だったらいいし。
んでさ、タイミング良いんだか悪いんだか、中庭に翔太と、やっつんと山田がいたからね(笑)。
俺に背を向けてる翔太に気づかれないように、後ろからそーっとそーっと近づいて、びっくりさせてみたけど、翔太は誰かが近づいてくるのに気づいてたみたい(笑)。失敗したわー(笑)

俺が掲げてるコンビニ袋の中のいちごミルクをさ、翔太が見るなり「飲みもんいいなー」とか言ってたけど、ごめん、これ俺必要だから(笑)。
飲まないと死ぬわーって感じだからww。
翔太だけのベビースターラーメン2個を翔太だけにあげるのは、悪い気がしたからやっつんにもあげたよ!!
俺にとってウザい奴だったら絶対にあげないけどね。

ちょっと時間経って、中庭に行くとまだ、いるよ。
ソースカツっていう駄菓子だっけな、翔太にあげたし。
俺だけ美味しいもん食ってるより、翔太に分けるべきだよこれは(笑)。

その後部活やって、終わったから少しの間フリスビーで遊んでたんだけど、
まだ翔太達がいたら一緒にフリスビーやろ、ってことでさ中庭行ったら、

「いなかったわー」

時既に遅し。もっと早めに行くべきだった??

そんなこんなで、楽しかったよ今日は。まだ日記の更新終わってないぜ、ちなみに。

コアチームのみんな、ありがとう。

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俺、どうしよう・・・翔太ってなんで、こんなに心広いんだよー。
さすがにここでは言えない内容だけど、「翔太は翔太だ」って・・・翔太、ごめんこんな俺でさ(>ω<。)

俺、頑張るからさ。

やばいよ、グっとくるよ・・・

ずっと何度も「SAYONARA」のPV見てる俺・・・自分と重ね合わせて・・・あー感動するコレ(⊃_;)
PVなのに、物語性を含ませてるのが憎いわー。
9分って長いからね!しかも重要なコーラスが登場人物の声と重なってるから、1曲切り出せないじゃん!!

・・「Walk on」に続いて、イイ曲出すじゃん。UN LOCK STARは俺的に失敗してると思うんだよ。

ユースケサンタマリアはいきなり「死んでる」んですけど(笑)。風に吹かれている2人のシーンがカッコイイ。

起きると、森の中。
さ迷い歩いて、風の吹きぬける丘へ
誰かが・・・いる。
彼女がその中にいた。
みんな悲しそうな顔してる。
名前を呼んでみたけど・・・届かぬ声。
彼女の手には、僕の写真が・・・

「2006年10月25日、僕は死にました」

・・・衝撃的な発言の後に続く、SAYONARAの曲。
青い空、照りつける眩しい太陽。
僕は彼女が見えるのに、彼女は気づかない・・・

・・・ねぇ、なんでこんな感動する設定のPVなのさ!!気に入っちゃったじゃんかよ。俺的なんだけどさ、友達バージョンの「SAYONARA PV」を作って欲しかった。その方が、俺もっと感動すると思うんだよね(笑)。

俺だけかな、SAYONARAのPVに出てる登場人物を頭の中で、友達に置き換えて見てるんだよ・・・変??
最初見るときは、ありのままPVを見て、2回目以降は友達に変換してPV堪能・・・やっぱり変??
でも、こうして置き換えてみると、なんかリアリティあるし、友達のこと、もっと大切にしなきゃとか思う。

まぁ、俺が置き換えた友達は・・・もう、俺のブログ毎回見てくれてる人は・・・分かるよね(苦笑)

オレンジレンジも、やる時はやりますねぇー!!

新曲、「SAYONARA」のPVがYouTubeに出てます。俺ダイヤルアップなんで、3時間もの時間をかけて辛抱した甲斐がありましたよ!!俺、グっときちゃったし(ーー:)。翔太にも、見て欲しいなぁーみたいな。
ちなみに、【会いにきた親友】を、自分の親友とか好きな人に置き換えて読んだあと、SAYONARAのPVを見ると、グっときちゃうかも。

[SAYONARA  ─ORANGE RANGE]
http://www.youtube.com/watch?v=dHnwBTmm5NA



歌手:ORANGE RANGE
作詞:ORANGE RANGE
作曲:ORANGE RANGE

****
今夜も月はいつものようにベッドの中の僕だけ照らしてる
恋い焦がれ 独り言つぶやいた
枕の中の世界はいつも君が笑顔で僕に歌ってる
奇麗だね 耳元でささやいた

あの日閉じ込めた記憶呼び覚ませ 明日に向け胸を張って
この愛しさくれたあなたのため
トビラを開けて 進み行くだけ
「大嫌いだ」とか「大好きだ」って
愛し合った二人に今サヨナラ

今更だけど ありがとうを君へ ありがとうを君へ
静かにそっと支えてくれてたね
時間を今超えて ありがとうって君へ
素直になれなくて 閉じたままだった 心の中のアルバム広げ
僕が前向いたら 思い出達が笑った※

初めて見たのは今日と同じ晴れた日で
体の中から 全て壊れていくような
わずかな希望持って必死で告白したんだ
邪魔をする 蝉しぐれ
聞こえたかな? けど君は 小さく笑って頷いた

いらない涙なんてない 強くなれるための薬さ
来るはずの無い未来 なんだかんだで僕は笑っている

今更だけど ありがとうを君へ ありがとうを君へ
静かにそっと支えてくれてたね
時間を今超えて ありがとうって君へ
素直になれなくて 閉じたままだった 心の中のアルバム広げ
僕が前向いたら 思い出達が笑った

二人で描いた未来図も 譲り合えず流した涙も
ほら二人三脚の足跡 どれも無駄な物はないだろう
愛する気持ちは捨てないで 愛される喜び忘れないで
笑顔のままで あの日のままで 笑ってる君はキレイだから
泣かないで 泣かないで 声をからして届けるよ
歩き出して 歩き出して 思い出達はそばにいるよ
全て抱いて 僕は行くよ

僕は行くよ

ここ最近、親友のことについて悩んでる俺だけど、みんなは、俺のブログを見て、「自分に親友っていたっけ?」とか「アイツは俺にとって本当の親友なのか」とか、考え直した部分、改めて考えさせてくれた部分とかあるのかもしれない。
最近、親友って言葉は使われなくなってきてる。「~友達」と使い分けることが多くなって、自分にとって本当の、大切な友達の存在を忘れているんだ。
みんなに聞きたい、

・君の親友は誰?
・その親友はお互い支え合ってる?
・親友のために、自分が折れてあげられる?
・金とか、地位とかに束縛され、お互い秘密打ち明けただけだからって、親友って思ってる?
・お互い何をやるときも一緒?

・・・考えてみ。きっと、少なからず一人や二人、「あ・・・」と思った部分があるかもしれない。
いや、場合によっては「俺の親友は誰だろう」と、上の項目に当てはめて探してる人もいるかもしれない。

親友っていうのを定義するのは、難しいんだ。辞書が全てを物語ってるわけじゃない。
もっと、2人しか感じられないような「何か」が、親友との間にはある。

でも、どの親友にも言えることは、「お互い親友であることを、人前で言うのは気恥ずかしい」ということ。
口に出さなくても、お互いよく分かってる。言ってしまうと、照れちゃうってやつなのかもね(笑)。

親友って、お互い高め合える関係じゃないとダメなんだ。
勉強だって、遊びだって、運動だってそう。
俺は、目標としているヤツが決まってるんだ。クラスで運動神経がいいヤツとか、すこぶる頭がいいヤツだったり、成績ナンバーワンだったりする人が俺の目標とする人じゃない。翔太、なんだ。俺の目標となる人は。
頭の良さでは絶対に、翔太を抜かすことはできない。でも、少しでも近づけるように頑張ってみる、っていうのが一番大事だと思う。
運動だって、翔太が得意とするものは(まだ知らないけど・・・)、俺だって得意にしたいし、競ってみたい。
確かに、思い返すと・・・何かと俺は基準を翔太にしていたなぁ・・。


親友って、もしかするとライバル関係にあるのかもしれない。


仲がすごくいいからって、だから親友とは言わない。それは「遊び友達」の部類に入るはず。

話がシラけても、気にならないのが親友で、何か話題を出そうとするのは普通の友達かもしれない。
というのも、親友関係の人は、お互いどんな人であるのかよく知ってるから、話がシラけても、大して気にならない。いわゆる、会話中の無音状態が気にならないってこと。
でも、友達関係だったら、会話中の無音状態は、すぐに「あ、やっちった」とか「シラけたー」とか思って、すぐに話を切り替えたりする。
このことを突き詰めていくと、親友はお互い気兼ねなく接することが出来て、友達はある程度、気を使わないとアウトってことかも。

こうして見てみると、俺の中での親友というものが形式化してるけど、俺は親友にそんなの求めたいとは思わないし、一生懸命自分の答えを出そうとしてる。だから、こんな風になっちゃうんだ。

照れちゃうとか、無音状態とか、話題とか、シラけたーとかどうでもいい。

ただ、俺は翔太が親友であってほしいだけ、そうであるために俺は頑張ってみるだけのことだから・・・。

おはよー。今日は夢を見た。いや、人間必ず夢を見ているんだけどさ、今日の夢は記憶に残ってるから、この際に記事のネタにでも・・・。

夢の登場人物にさ、俺があまり好きじゃないクラスのヤツ2人と、中学の頃の親友1人と、んで・・・何故か翔太が出てきたんだよ。
作り話?違う×②。
4人とも楽しそうに自転車こいでてさ、俺の横を通過するんだ。・・・ってかもう思い出せないなぁ(^^;)。
ネタ終わっちゃったジャン!!(笑)

昨日のことだけど、日付が変わる少し前くらいまで、翔太とメールしてたんだ。
こんなにメールが続いたの、初めてだ。
普通の人とメールしたって、そこまで長く続かねーや。

今日は、何して過ごすのかな、俺。

 
今日は、午前中からこの記事を書く時も翔太とずっとメールしてた。
何ていうかな、翔太とメールしてても疲れないっていうのかな。普通の人とメールしてると、だんだん話の中身が空っぽになってきて、「ごめん、ちょっとこれからやることあるから」とか、「じゃぁ今日はここら辺で」とか適当に言い訳言って、やり取りを中断するけど、翔太とメールしていても、止めたいと思わないし、話すのに疲れない。
 
普段、あまり話していないから、かもしれないけど。
 
俺、今日は楽しかったよ、出かけなくても、翔太とメールできればそれで楽しかったし。
 
でもさ、翔太と親友になれるのかなぁーって。
 
親友って、自然に出来るというのが普通だけど、「親友になれるように自分が頑張ってみる」っていうのも、悪くないよね??
友達だって、自然にできるのが大体だけど、やっぱりどこかしら自分から進んでみないとダメな部分もあると思う。親友も同じで、俺の場合だったら、翔太が俺の親友でありたいなら、俺がそれを実現するために頑張るのも、いいんじゃないかな。
 
でも、俺心配だなぁ。翔太以外の友達との関係が崩れたり、不安定になったりしないか。確かに、今の俺の頭の中は翔太ぐらいしか考えてないよ・・・いつもいつも「親友親友・・・」ってワードが浮かんでは消えてさ・・・。考えすぎて周りが見えなくなったり、自分の気づかないうちに、友達が離れていくようなことしちゃったりしないか心配だぁ。

人って、いつもそうだよ。何かに夢中になると、とたんに周りが見えなくなる。衝動買いとかそうだよね(笑)。

俺思うんだ、ここの高校入学して、翔太と同じクラスなれてよかったなってさ。
 
俺、これから翔太と親友になれるように頑張ってみる。


PS.そうそう、昨日、友達から「これからも詩書き続けてね」って言われたんだけど、嬉しい。ありがとう。

学校では、周りから浮いてると思ってもいいくらいに異様なハイテンションぶりだし、俺の考えてることが分からない、っていう友達もいるかもしれないなぁ。
突然卑猥な言葉喋りだしたり(笑)、意味深な行動とったり・・・。
 
でも、こんな俺だけどさ、友達思いなんだぜ。(笑)
 
意外に思うかもしれないけど、俺大切な友達だったら命捨ててまで、その友達に尽くしたり、損得抜き、周りの評価抜きで、その人を助けてあげたりする準備はできてる。
普通の友達って、そこまでしないよね??危険を感じたら、自分のことばかり考えて逃げるし、言い逃れたりする。でもさ、大切な友達にはそんなことしないっしょ??
実際に危険な場面に出くわしたり、窮地に立たされた時に、友達が助けてくれなかったり、何か言い訳して逃げるようであれば、それは表面上の友達だ。
 
その友達のために、尽くすって、何かオカシイのか?ばかばかしい?そう思ってる人も少なからずいるのは知ってる。そう思っている時点で、その人に大切な友達はいないはず。というか絶対いないな。
 
イメージしてほしい。
もし、自分が死ぬ間際、一緒にいてほしい人は誰だ?家族はもちろんのこと、君の大切な友達も、そこの中にいないかい?
もし、大切な友達が死んだら、君はどうする。周りのことなんて考えずに、大声で泣きわめくだろ?
 
普通の友達だったら、そこまでして泣いてやったりすることはないかな。
 
大切な友達って、イコール、親友でもあるんだけど、親友ってのは自分の一部で、欠かせないものなんだな。
 
学校生活で、親友の存在というのは非常に大切であると俺は思う。
親友がいるからこそ、嫌なことがあった時でも学校に行ける。
親友がいるからこそ、学校生活が楽しくなる。
 
俺は、答えを探してるんだ。
親友は一体誰なのか。仮面を被っているヤツは誰なのか。
俺の気づかない、どこか遠くで俺のことを親友と思ってくれているヤツがいるかもしれない。

会いにきた親友
作:松橋翔太
 
─あなたの親友は、誰ですか?
─最後に会いたいのは、誰ですか?
・・・大切なものは、失ってから初めて気づく。
この話を、自分の大切な親友と置き換えて読んでみてください──


「あ~暑い暑い」
彼は25歳のサラリーマン。稼ぎはそこそこだし、今の自分や環境に何ら文句はない。仕事に一区切りがついて、屋上の休憩所のベンチで眩しい夏の空をボーっと見て、休んでいるだけだった。
 
「よぉ!翔」
 
そう問いかけてきたのは、同僚の佐上。
 
「俺も仕事ひと段落ついたよー。あーあ疲れた。お前はどうよ?」
「あー・・・まぁ、普通ってトコかな」
「そうか。・・・しっかしよー、うちらの上司はずるいよなぁ。俺達に仕事押し付けておいて自分達は声上げて笑ってるもんなぁ」
「ふん、まぁな。いいさ、そのうち俺らが上に行けば」
「いつになるかは知らねぇがな。あっ、そうだ。俺な、高校の頃のクラスメートと同窓会やるんだよ、久しぶりだなぁ。翔お前は、同窓会とかやったのか?」
 
・     ・・そう。俺は、高校時代を思い出した。それは、今の自分と違って、余裕があって毎日が楽しい日々だった。
 
「なぁ、翔太」
「ん?なに」
「・・・あやっぱり何でもないや」
「え?何だよ」
 
あの時、言おうとした言葉、言えなかったなぁ。お互い雰囲気的に分かっていたはずなんだけど、言えなかった。今なら、あの時俺達は親友だったよな!!とか言って笑って言えるのになぁ。なんでも過去になれば、あの時は・・・とかいくらでも言える。
佐上の、同窓会という言葉を聞いて、俺はみんなではなくて、翔太に会いに行きたくなった。翔太は、今何やってるんだろ、元気かな、もう奥さんいるのかな・・・なんて考えちゃって。
 
翔は、帰宅後、押入れの奥から引っ張り出した、卒業アルバムの名簿から翔太の名前を見つけ出し、電話してみた。
翔は、久しぶりに翔太と話すことから、緊張していた。何を話せばいいのか、会いに行きたいの言葉だけですぐに電話切るのもなぁ・・・なんて考え、お互いの近況を伝え合って、今週の土曜日に翔が翔太の住んでいる場所まで行くこととなった。
 
 
─土曜日─
俺は、朝早く起きて、始発電車に急いで乗り込む。日頃の疲れなのか、未だに頭がスッキリしない。遠くの地方へと向かう電車だけあって、車内の人影はまばらで席にゆったり座れた。
─ゆったりと流れる夜明け前の街の景色。
この街は数年でずいぶんと変わってしまった。昔遊んだ公園、閉店間際に焦りながら文房具を買った文房具屋・・・もう無いのだ。
小高いアスレチックから展望できた、周りの景色とかは今では思い出せない。
ガタンゴトン─単調に繰り返すレールの響き。外はまだまだ暗い。街灯がまだ街を照らしていた。
翔太の住む場所へはまだ遠い。あと数時間は乗っていなければならない。
俺は、だんだん眠くなり、単調なレールの音を聞きながら寝入ってしまった。
 
─親友だよな、俺達─
俺が唯一、翔太に言えなかった言葉。「親友」─たったその一言だけだった。翔太とは、1年から同じクラスであった。というか、もともと3年間ずっと同じクラスだった。嫌なヤツと3年間一緒になるのは、気が滅入ったが翔太と3年間共に過ごせるなら、これは代償だ、と開き直っていた。
初めの方は、翔太はただの友達の一人に過ぎなかった。でも、過ごしていくうちに友達ではない、コイツは親友だ、と思うようになってきた。時にはお互い張り合ったり、疎遠になったりしたけど、最後はやっぱり仲直りで、喧嘩をして1人だった時、あぁやっぱりアイツがいないと俺ダメだなぁ・・・なんて思った。翔太はどうなのか知らないが、俺達が力を合わせれば何でもこなせる自信はあった。
 
─目覚め─
俺は「ガガガガガ・・・」という激しい揺れに目を覚ました。どうやら、レールのポイント上を電車が通過したようだ。辺りは、いつの間にか夕暮れになっていて、車内に夕陽の光が鋭く差し込んでいる。どのくらいの時間眠っていたのだろうか。
車窓を見ると、一面田圃だった。その遥か向こうに夕陽が沈んでいくのが見えた。
今、どの駅を通過して、次の駅は何だろうか。俺はいつ放送するか分からないアナウンスを待っていた。
再び単調なレールの音が響く車内で、ふと他の乗客の会話を聞いた。
 
─親友を待つ─
ずっと数時間前から、翔を待っている。どのくらいの人々とすれ違っただろうか。改札口には夕陽の光が差し込んでいる。今日は、アイツは来るはずなのに。ドタキャンなのか??連絡ぐらい入れてもいいだろう・・・でもアイツ約束は破ったりしないはずだけどなぁ。
 
時間を確認しようと、電光掲示板を見た。
 
「…線は、線路内事故のため、大幅な遅れが出ています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません…」
 
あぁ・・・きっと翔はあの路線を使って来ている途中なのか。どう待っても来ないわけだ。ちょっと腹減ってきたし、しばらく電車来ないみたいだからラーメン屋で食べるかな。
 
─最後の約束─
3年間の終わりである、卒業式。俺は最後の約束を、翔太にした。いつでも連絡を取れるようにすることと、また会いに行くことを。涙は決して見せなかったが、名残惜しかった。俺の宝物は、その時に約束の証として交換した、学ランのバッチである。
 
─もうすぐ─
ラーメン屋で、翔太は驚くべきことを聞いてしまった。
びっくりして、どうしようか動揺している時に、尻ポケットに入れておいたケータイが鳴った。
 
「あ、もしもし翔太?俺だけどさ、もうすぐつくから。遅れてすまないな」
「あぁ、そっちは大丈夫なの!?」
「え??ふふ、別に問題なんてないよ、始発からずっと乗ってるんだよ疲れちゃったよ~。あ、もう2駅だわ、また後で連絡するわ」
「・・あぁ、良かった良かった。じゃぁ、改札口で待ってるからさ」
「おう、じゃぁな」
 
電話を切った。翔太は周りに気づかれないように、心の中で安心した。
 
─再会─
翔は、やっと翔太が待っている駅に到着した。この駅に降りたのは、自分一人だけだった。階段を上がっていくと改札がある。そこに翔太はいた。
 
「おー!!翔元気か!?」
「よお!!久しぶりだな翔太!!」
 
お互い、すごく久しぶりなので照れ笑いを隠しきれなかった。
 
その後、2人は翔太の家に行った。日帰りというわけにはいかないので、1日泊まっていく予定である。夕陽は完全に沈んで、もう暗かった。
 
翔太の家は、アパートだった。中に入り、テレビを付けて、途中で買ってきたチューハイを飲む。話は絶えない。
その時、テレビの画面が切り替わって、ニュース速報になった。
 
「…昼頃に発生した列車衝突事故により、列車に乗っていた乗客およそ1000人が死亡した模様です。現在、身元確認を急いでいます…」
 
─なぜ─
俺はかなり驚いた。いや、なぜ自分が今こうして翔太と一緒にいるのか、分からなくて逆に怖かった。俺は・・・事故列車に乗っていたのだ・・・それなのに、なぜ今生きてる・・・翔太は、俺が見る以前から、俺を見ていた。まるで幽霊を見るかのような目つきで。
 
「・・・おい、翔太・・・俺・・」
「分かってる。多分、お前は死んだんだ。見てみろ、この電車の大破した姿。どう考えても・・・」
「だよ・・・なぁ・・・」
「実はさ、さっきテレビの速報で聞いちゃったんだよ、翔が乗っていた路線の電車が衝突して大惨事になってたことを・・・」
「なぜ俺は・・」
「もちろん、俺はびっくりしてる。でも、翔に会えただけ嬉しい。何も考えるな」
 
そう言われたが、死んだはずなのに、はずなのにどうして、今ここにいるんだ。ちゃんと、手に握られた冷たいチューハイの感覚もあるのに。
 
─死んだ、はずだった─
上空から映し出される列車の大破した映像。ものすごい有様だった。
全両にわたって、大破していた。人々がブルーシートを被せたものを運んでいく。
暗闇の中に照らし出された光景は、あまりにもひどかった。
 
─なぁ、翔太─
「なぁ、翔太」
俺は、混乱する気持ちを抑えて、翔太にそう話しかけた。
「なんだ?」
「俺が最後にした約束覚えてるか?」
「あぁ・・・覚えてるよ。ありがとな」
「え?」
思わず、俺はそう言った。
「だからさ、約束を果たしに来てくれてさ・・・」
翔太の俯いた頬から流れる涙。
「あぁ・・・だって俺らさー・・」
「親友、だからだよな」
「え?あぁ・・まぁ・・・」
俺がいつか言おうとしていた言葉。今、翔太に言われた。
「俺ら、親友だよな」
翔太が、ポツリとそう言った。
「あぁ。俺らずっと親友だぜ」
 
何年間も言えなかった、たった一言の言葉。今、やっと言えた。
俺は死んだ。もう、翔太に別れを言って、帰るべき場所に・・・
 
「なぁ翔。俺ら、ずっと親友だからな」
「そうだ」
こらえていた涙が溢れる。
 
─後悔─
俺はなぜ死ななければならなかったのか
 
あの時、別の日にすれば
 
寝坊していれば
 
乗り間違えていれば
 
別の路線使っていれば
 
・     ・・もう終わってしまったことだ。最後に翔太に会えただけ、嬉しかったから。
俺の存在は、いつ消えるのだろう。もう時間は少ないのかもしれない。
 
─大切なもの─
「なぁ翔、これ持ってるか?」
 
そう言って、翔太は引き出しから取り出した。
それは、卒業の日に交換し合った学ランのバッチだ。
 
「あぁ、持ってるぜ。」
「あの頃はホント、懐かしいよなぁ」
 
いつ消えるか分からない俺。翔太と朝方まで語り合った。
 
─別れ─
昨日は2人とも寝てないのに、まったく眠くなかった。
翔太は、翔を駅のホームで見送る予定なのだ。電車がゆっくり進入してくる。
 
─もう会えない─
俺は、これから帰ろうとしている翔を見送る。
 
「じゃあな翔太!!」
「おう!またいつか出会えるよな」
「あたりめーだろ。元気でな」
 
電車を待つ客は、みなこっちを不思議な目で見ている。そりゃぁそうだ。
ドアは静かに閉まり、翔が窓越しに照れ笑いしている。その目には涙が見えた。
俺も、目頭が熱くなるのを感じた。
電車は、そのまま発車したかと思うと、そのままスーっと跡形も無く消えてしまった。
俺は、そのまま俯いて、肩を震わせ歯を食いしばって泣いた。
握り締めていたのは、翔が電車に乗る前にくれた切符だった。
 
この夏の大切な再会。翔の思いが時を越えて、親友の俺へ会いにきた。
もう会えることはないけど、俺はこれからを強く生きる、そう誓った。朝靄の漂う静かな駅のホームで。
 
 
 
──この作品を、親友でありたい翔太、康成、涼介、米ちゃん、やっつん、千瑛に送る。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。また、書こうかなぁ~なんてね(笑)

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(C)infinity ブログ管理者 松橋翔太
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